雪国・十日町から ちからのブログ

豪雪地に暮らす思いとその自然について綴ります

四月の雪

 今日は朝から雪が降っています。この冬は小雪で、雪はほとんど消えていました。そこに降った雪はまるで初雪のようです。

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 この一週間ほど不順な天気が続いています。昨日は曇り、雨、晴れと、めまぐるしく天気が変わりました。一昨日は霰も降りました。強い風が連日のように吹きます。毎年この季節は強風が吹いて、家は揺れ、軋み、ぐっすり眠れない夜もあります。

 私は昨年から山野草教室に入りました。昨年4月に先生からいただいた雪割草は、すべて夏までに枯らしてしまいました。今年は例年より早く咲きだしたということで、先月末に雪割草をいただきました。可憐な雪割草の花の写真を撮って、このブログに載せたいと思っていましたが、悪天候で写真を撮れませんでした。今日は雪をすっぽりかぶってしまいました。生き残ってくれるか心配です。

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これは、ツルアリドオシです。昨年の秋にキノコ狩りに山に入った時に採ってきました。秋の山では、この小さな赤い実が目立ちます。

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これはトウゲシバです。これも昨年キノコ狩りの途次、山から採ってきたものです。山ではもっと垂直に立っています。トウゲシバはシダ植物で、山で群生している様子は、小さな林のように見えます。

 ツルアリドオシもトウゲシバも冬を乗り越えて元気です。

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もともとツルアリドオシもトウゲシバも2m以上もの積雪の下で生きているものなので、こんな春の雪はへっちゃらだと思います。

  ツルアリドオシは6~7月頃に白の漏斗状の花をつけます。花は必ず二つ着き、その二つの基部にある子房が合着して膨らんだものが実です。赤い実の表面の二つの穴は花の萼の痕です。

 今からツルアリドオシの花を見るのが楽しみです。