雪国・十日町から ちからのブログ

豪雪地に暮らす思いとその自然について綴ります

桔梗、グラジオラス、立葵

 我が家の桔梗が咲き始めました。

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 桔梗を見ると、蕾を指で挟んで押し、ポンと音を出してみたくなります。子どものころはよくそうしていました。今でもそうしたくなります。

 我が家のグラジオラスは下を向いて咲いていて、それを覗き込んだことはありませんでした。

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こんな風になっているとは知りませんでした。

 

 
 立葵が咲いています。私は花びらを取って、下の方を開き、おでこや鼻に付けては遊んでいました。

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私は立葵の花を見るといつもこの俳句を思い浮かべます。

  立葵燃えて駐在誰もいず

のどかな田舎の情景が目に浮かびます。私の幼いころの原風景のようです。作者を忘れてしまいました。歳時記を開いてみたのですが、この句が載っていません。いったい私はこの句をどこで知ったのか。ネットで検索してみましたが、やはり見つかりませんでした。こんな句が見つかりました。

  立葵咲かせて山の駐在所      清水和子

この句からものどかな情景が目に浮かんできます。

 歳時記には、飯田蛇笏の次の句が載っていました。

  じだらくに住みて屋後に立葵   【屋後:おくご】

「じだらく」とは今の私のようです。

 この立葵の花は、「のどか」とか「じだらく」とか、咲く季節と相俟ってのんびり、ゆったりした情景を連想させるようです。