雪国・十日町から ちからのブログ

豪雪地に暮らす思いとその自然について綴ります

初陽射し

 昨日10時40分頃に、今年になって初の陽射しがありました。それまでは雲の向こうに白い太陽の形が見えるることはあっても、太陽の光は届きませんでした。
 今日は午前中は晴れたり曇ったりでしたが、午後になって今年初めて気持ちのいい晴天になりました。

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 昨年の日記を調べてみると、最少積雪の記録を残した昨年でも、初の陽射しが届いたのは1月4日の午後だったようです。日記に「午後になって今年初めてと言ってもいい陽射しが届いた」と書いてあります。

 昨年は元旦から4日の午前までは、雪ではなく雨でした。今年は12月30日の午後から1月3日の午後まで雪でした。その後もずっと雪になったり、雨になったり、曇ったりでした。雪国なので、とても元日から陽射しは望めません。

 この冬は12月14日の初雪から、21日まで雪が降り続き、12月としては大雪になりました。さらに書いたように12月30日から3日まで雪が降り続き、積雪は増えました。落雪式の屋根や融雪式の屋根でない家は、昨年中に2回、今年になって1回雪下ろしをした家が多いようです。我が家は落雪式の屋根なので、雪下ろしをする必要はありません。しかし屋根の雪は全て家の裏に落ちるようになっているので、その雪が2階の窓まできてしまいました。

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 これでも、昨年中にすでに1回崩しているのですが、現在は写真のような状況です。家の裏の2階の窓には板がはめられるようになっています。新築した時には板をはめられるようになっていませんでしたが、一冬過ごして絶対に必要だと思い取り付けてもらったものです。雪の降らないところに暮らす人には、想像できないことでしょう。

 雪が多く降る日には、1日に3回は雪出しをします。今年一番朝雪が多かったのは2日の朝で、50cm以上の積雪がありました。50cmもあるのを見ると、雪出しの前には、ああとため息が出ます。
 皆が大変ですが、中でも大変なのは新聞配達の方でしょう。道が除雪される前に配達ですから、50cmも積もる雪をこざいて(掻き分けて行く)配達しなければなりません。

 雪国を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば

 また明日から大雪の予報です。どうなるか心配です。


 ところで、安倍前首相が「桜を見る会」前日の夕食会の明細書と領収書が「事務所にはない」と回答したという、ニュースが入ってきました。事務所に無いなら再発行してもらえばそれで済むことです。なぜそうしないのでしょうか。
 安倍氏は国会で「私がうそをついているというのであれば、うそをついているということを説明するのはそちら側ではないのか」と言いましたが、これはデタラメナ論理です。多くの人が不自然だと思うことが、本当であるというのなら、本当であることの証拠を示して、説明をしなければならないのは、疑われている側です。安倍氏は証拠を示すことをせず、嘘をつきとおしましたが、結局嘘がばれてしまいました。一つの不自然なことが嘘だと分かった以上、森友、加計、桜を見る会などにおける不自然なことは、全てが嘘と思われても仕方がないでしょうし、おそらく全てが嘘でしょう。安倍氏本人の嘘だけでなく、安倍氏に忖度して官僚たちがついた嘘も全て明らかにしなければなりません。国会議員は、安倍氏のような息をするように嘘がつける人間を首相にしたことを恥じるべきです。どうしてこんな人が首相にまでなれたのか、こんなことが二度と起こらないように、国会議員は全員が真剣に考え、行動を起こさなければなりません。
 国会の権威を失墜させた安倍氏は、即刻衆議院議員を辞め、政界から身を引くべきでしょう。