雪国・十日町から ちからのブログ

豪雪地に暮らす思いとその自然について綴ります

猛暑、ツクツクボウシ

 連日猛暑が続いています。今日は久しぶりに、早朝から陽が射しています。猛暑ではあっても、梅雨明け(8月2日)以後、早朝から陽が射したことは一日か二日しかなく、からっとした天気にはならずに、蒸し暑い日が続いていました。
 私は毎日夜明け前には起きて、机に向かっています。窓際に机が置いてあって、夏には朝陽が背中から右半身にあたって暑いので、早朝から陽が射す時は、窓を開けたままにしてカーテンを閉めるのですが、今年の夏はこれまでそうしたのは一日しかありませんでした。
 今日は朝陽が射しこんできました。予報でも、今日は一日晴天のようです。

 今朝、ツクツクボウシの鳴き声を、この夏初めて聞きました。蜩、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシと、秋に向かって鳴く蝉は移りかわっていくので、ツクツクボウシが鳴き始めたということは、夏も終盤にきているようです。(今朝は空気がひんやりとしていました。今日は旧暦でいうと7月1日、秋の始めです。)

 私は毎日散歩をします。散歩道の田んぼはこんな様子です。

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 緑の海原を、自動車が泳いでいます。歩いていると匂ってきた稲の開花時期の香りは、ほとんどしなくなりました。お米はどんどん成熟しているようです。

 下の写真(上の写真も)は、3日前に撮ったものです。 

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 昨夜7時半ころ、外に出てみると、南の空にさそり座が出ていました。北の空には北斗七星が見えました。久しぶりに夜空をゆっくりと眺めました。

 もう蛙の鳴き声はしません。虫の鳴き声にかわりました。

 季節は着実に進んでいます。それにしても、この暑さは何時まで続くのでしょうか。

夏野菜を収穫

 今日も朝から雨が降っています。いつまでこんな天気が続くのでしょう。私の記憶では、7月になって昼間ずっと晴れた日は、1日だけだったように思います。

 先日、スーパーでキュウリが1本100円以上していたのを見て、びっくりしました。長雨で野菜の値段が高くなっているようです。

 我が家のささやかな畑では、けっこう順調に野菜が育っています。

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 今朝、これだけ収穫しました。

 特に茄子とピーマン、それにインゲン豆とモロッコ豆がいっぱい採れています。それにしてもインゲン豆・モロッコ豆の蔓の成長の旺盛さにはびっくりします。「ジャックと豆の木」の、豆の木でなければならなかった理由が分かるような気がします。

 キュウリは長雨で弱ってきたようです。スティックセニョールの葉は、蛙たちの絶好の遊び場になっています。オクラは漸く穫れ出しました。蛙が多いのは例年通りですが、カタツムリは例年以上にいっぱいです。

 雨の好きな里芋は順調に育っています。このまま育ってくれると収穫が期待できますが、私の畑では順調に育っていても、どういうわけか肝心な時期に葉が枯れてしまい、収穫が期待していたほどにならないことがあるので心配です。里芋はけんちん汁には欠かせません。

 モロヘイヤももう何度か食べました。順調です。

 それにしても、もうそろそろ梅雨が明けてほしいものです。

観音様参り

 越後三十三観音霊場・第十番札所・長徳寺の千手観音様へのお参りが、今日で連続100日になりました。

 昨年は怪我であまりお参りできなかったので、今年は4月12日から連続100日を目標に毎日、おもに夜にお参りに出かけていました。観音様までは片道2㎞ほどですし、車で行くので、お参りすることはその気になれば大したことではありません。

 下の写真は仁王門と本堂です。

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 この木立にはフクロウが3羽来ていました。姿を見たのは1度だけですが、夜お参りに行くと、キィキィと鋭い声で鳴いていました。

 例年なら7月16日、17日は十七夜まつりで、16日の夜には店が出て賑わい、花火が打ち上げられるのですが、今年は中止になりました。それでも御開扉は行われたので、普段は拝むことのできないご本尊の千手観音様を、16日は夜に、17日は早朝に出かけ拝むことができました。

 今日は観音様の他に、諏訪神社、千手神社、私の生まれ育った稲葉の神社にもお参りしました。(神社には毎日お参りするわけではありません。)

 諏訪神社です。

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 諏訪神社からは、十日町の市街地が一望できます。

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 左手には母校の十日町高校が、奥には新しく建った十日町病院が見えます。

 次に千手神社です。

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 次は稲葉の神社です。

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 小学生の頃はよくここで遊びました。夏休みにはこの神社の前でラジオ体操がありました。思い出深い神社です。

 観音様にお参りしたり、神様にお参りしたりしますが、私は決して自分を信心深いと思っているわけではありません。もちろんお願いはします。しかし自分のことは自分の意志がくじけないように、仏様・神様にお願いしながら自分に言い聞かさていると言うのが一番当てはまります。たま~に願いがかないうれしいことがあると、必ずご報告し、お礼を申し上げます。また、良い知らせをご報告したいものです。

梅雨ひぐらし、山百合

 7月に入って、殆ど陽射しのない日が続いています。

 久しぶりに5キロほどの山道を、車で走ってきました。

 山道を覆わんばかりに草が生い茂っています。

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 緑一色に山は覆われています。

 そんな緑の中に、山百合が所々に咲いています。

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 山百合はまさに貴婦人の姿で咲いています。

 夏草の茂りの上にあらはれて風になびける山百合の花   (牧水)

 山百合の一輪薫ず観世音               (秋櫻子)

 今年はあまりに雨が続くせいか、まだ家にいては蜩(ひぐらし)の声を聞きませんが、山では蜩が鳴いていました。

 しづかなる亡ぶるものの心にてひぐらし一つみじかく鳴けり (茂吉)

 夕餉待ち梅雨ひぐらしを待つこころ           (秋櫻子) 

  「蜩」は初秋の季語ですが、蜩は梅雨のころから鳴きだすので、「梅雨ひぐらし」という季語ができたようです。

 山では杜鵑(ホトトギス)もしきりに、トッキョキョカキョクと鳴いていました。キジバトもデデッポーポーと鳴き、他にもきれいな声で鳴いている鳥がいましたが、残念ながら名前は分かりません。

 こんな天気が予報ではまだ一週間以上続きそうです。心まで重くなって、動くことが億劫になってしまいます。一日に6000歩以上歩こうと決めていますが、クリアーするのがやっとの毎日です。