雪国・十日町から ちからのブログ

豪雪地に暮らす思いとその自然について綴ります

茄子が元気になって大収穫

 異常な高温と少雨で弱っていた茄子が、雨が降るようになって完全に復活して、これまでにないほどの大豊作です。
 下の写真は今日収穫した茄子です。

 私は茄子を10本植えていますが、これほど多くできるのは初めてです。とても我が家だけでは食べきれないので、皆さんにお裾分けです。
 茄子がいっぱい穫れ出したのはもちろん我が家の畑だけではありません。どの家の畑でもびっくりするほどに茄子が穫れているようです。
 我が家のオクラは毎日40~50本穫れていたのが、8月の末から急に20本くらい減って、毎日20~30本くらいの収穫になってしまいました。それでも食べるのにはまだ十分です。

 今日、三月菜と蕪の種を蒔きました。三月菜は収穫時期をずらすために3回に分けて種を蒔きました。蕪は4回に分けて蒔きましたが、今日で秋の植え付けは終了です。
 三月菜と五月菜は秋にも食べますが、来年の春、雪が解けた後で食べるのが目的です。蕪は2種類種を蒔きました。それに今年は初めて大根を蒔きました。それと白菜を16株植えました。
 順調に育ってほしいところですが、今年は気温が高くて、昨年と比較すると芽が出た葉が虫にいっぱい食べられています。全てにネットはできませんが、できるだけネットを掛けようと思います。

異常高温の夏

 昨日、全国で最高気温を記録したのは、新潟市秋葉区(新津)で39.4℃でした。新潟県内の市町村が全国最高気温を記録した日が、8月には何と13日もありました。この夏は全国で新潟県が最も暑かったと言ってもいいのではないでしょうか。まさに異常高温の夏です。
 雨も異常に少なく、私の住む十日町市の川西地区では7月21日の梅雨明けから今日まで、雨が降ったのは2回だけといってもいい状況です。2日ではなく、2回です。2回というのは30分とか1時間しか降らなかったからです。

 今年、私は里芋を初めてマルチで植えてみました。里芋は雨が好きで水やりが大変なので、マルチに挑戦したのですが完全に失敗してしまいました。雨が降らず枯れ始めたのに、もう少し様子を見てみようと手当を先延ばしにしたため、ほとんど収穫を期待できない状態にしてしまいました。下の写真のような状態です。

 もっと早くマルチを切って水をやっていればこんなことにならなかったと、本当に残念です。しかし来年の作付けのヒントを得ることもできました。マルチをしても、それを写真のように切って水をやれば水やりを軽減することができることに気が付きました。下の写真を見てください。

 こうしてマルチを引っ張って水をやり、また閉じておけばいいのです。閉じておくと乾燥をかなり防げます。こんな簡単なことをどうしても考えつきませんでした。来年はうまくできるのではないかと思います。
 それに例年あまり大きく育たなかったのは、肥料が不足していたようです。どうして大きくならないのかと、年配の農家の方に尋ねたら、「いっぱい肥料を入れろ」と言われました。自分では結構いっぱい肥料を入れていたように思っていましたが、それでもまだ足りなかったようです。来年こそ里芋をいっぱい収穫したいものです。   

猛暑、酷暑、雨も降らず

 先月21日に梅雨が明けて以来、8月1日の朝5時頃からお湿り程度の雨が降っただけで、それ以外は雨が全く降っていません。気温もずっと高く、8月6日くらいからは台風6号の影響が加わって気温が一層高くなりました。
 8月7日には新潟市秋葉区で39℃を超えてこの日全国一位の高温を記録し、8日には長岡市が38.7℃で全国二位、9日は三条市が39.8℃で全国一位、10日も三条市が39.6℃で全国二位、11日は魚沼市が38.1℃で全国二位と新潟県は全県猛暑に見舞われています。また10日には糸魚川市で最低気温が31.4℃と国内記録を更新しました。
 8日から10日までは高温だけでなく強い風も加わり、熱風となって乾ききった土を吹上て、家の中も土ホコリで汚れてしまいました。
 昨日13日の夜はお墓参りに行きましたが、それだけで汗だくになりました。こんなことは今まで経験したことがありません。
 今日は三条市が39.8℃で全国一位、二位も上越市高田で39.5℃、同じく二位が長岡市寺泊で39.5℃と、全国の上位七位までを新潟県は占めています。我が家の室内の温度計も36℃を超えました。土は乾き切っています。スベリヒユも土にへばりついています。

 畑に土にひび割れができました。

 乾ききった土は硬くて、これでは畑を耕し秋野菜を植える準備もできません。台風7号新潟県から逸れてくれたことは幸いですが、まとまった雨が降りそうになく、また新潟県には高温だけをもたらすのでしょうか。やきもきしています。

酷暑、夏野菜収穫最盛期

 新潟県は7月21日に梅雨が明け、そこから酷暑・猛暑が続いています。私の住む十日町市の川西地区は、雨も全く降らず土はホコリが立つほど乾いています。(雨は局地的に降り、同じ十日町市でも雨が降っている地区もあります。)
 専業一人農家の私は汗をかきながら、毎日せっせと草取りをして、水やりをしています。その甲斐あってか夏野菜の収穫は順調です。
 下の写真は昨日収穫した野菜です。

 枝豆は甘みがあって上々の出来です。モロッコ豆、インゲン豆は出足が悪かったせいもあり、例年より収穫が少なめです。茄子は3日ごとに20~30個くらいは穫れています。オクラは毎日30~40個くらい収穫しています。廿日大根は春先のものより大きく育ちました。この廿日大根は春先にほうれん草を収穫した後、その場所に植えたものです。この廿日大根の収穫が終わると、秋には蕪を植えようと思っています。三毛作です。枝豆の場所にも秋には蕪を植えます。キュウリは昨日はいい物が穫れませんでしたが、それでも収穫が減ってきたものの毎日7~8本は穫れます。
 昨日は穫れませんでしたがピーマン、スティックセニョール、モロヘイヤ、それに葉大根を収穫した後で植えた蕪も順調に育っています。しかしマルチに挑戦した里芋は順調には育っていず、秋の収穫は期待できそうにありません。半分だけマルチにして様子を見るべきでした。来年はそうしてみようかとも思います。

 ところでオクラの花をご存じですか。オクラは朝花を開くと夕方にはすっかりその花が閉じ、翌朝には花は落ちています。その落ちる花のところにオクラの芽ができます。

 上の写真は午前6時頃に撮影したものです。9時頃には下の写真のように咲きます。

 夕方にはすっかりしぼんでしまいます。

 そして翌朝には花は落ちています。

 その花のついていたところにオクラの赤ちゃんができています。

 酷暑はまだまだ続きそうで、終わりが見えません。当分は水やりが日課になりそうです。ザーと一雨来てほしいものです。