梅雨が明けました。とても暑い日が続いています。
怪我していたこともあって、梅雨の間ほとんど畑の草取りをしませんでした。その間に畑に雑草が生い茂ってしまいました。こうなったらこの機会に雑草のことを調べてみようと思い立ちました。
雑草とは、人間の生活範囲に人間の意図にかかわらず自然に繁殖する植物で、人とのかかわり方がより少ない環境に生育する野草と区別するようです。私が見て分かる雑草は、ドクダミとオオバコくらいです。毎年畑の草取りはしているので見てはいても、名前を知りませんでした。
この毎年生い茂るスベリヒユさえも、食用にする地域(沖縄や山形県)があるとは聞いたことはあったのですが、今回調べて初めて名前を知りました。
スベリヒユに形が似ているのがコニシキソウです。
一番根を張って厄介なのがメヒシバ、
それと、オヒシバです。
シロザ、
カタバミもよく見かけます。
小諸なる古城のほとり
雲白く遊子悲しむ
緑なす繁蔞は萌えず 【繁蔞:はこべ】
若草も籍くによしなし
島崎藤村「小諸なる古城のほとり」より
名前は聞いていても、このハコベさえ実物を知りませんでした。
なんとハコベ(ミドリハコベ)は、我が家の畑に繁茂していました。ミドリハコベは白い5弁花をつけるのですが、花弁は深く2裂するために10枚あるように見えます。それが偶然撮った上の写真のミドリハコベが6弁花だったので、ミドリハコベかどうか自信が持てませんでした。しかしいろいろ調べてみてもミドリハコベで間違いないようです。
雑草の名前を調べるのも、そう簡単ではありません。ネットで調べたり、図鑑を新潟県の第2の都市・長岡市の大きな書店で買ってきて調べていますが、容易ではありません。書店で数冊の図鑑を実際に見て比較し、購入したのは『校庭の雑草』(全国農村教育協会)とうい本です。いい本ですがこの1冊で用が足りるというものではありません。何しろ植物は幼植物から成植物まで生育段階で姿を変えるので、写真がいっぱい掲載されていても、なかなか自分がよく畑で目にしている姿とは限らないのです。雑草の名前を調べるには、成長した姿になるまで雑草を育てなければ難しいようです。コツコツと調べていきたいと思います。