雪国・十日町から ちからのブログ

豪雪地に暮らす思いとその自然について綴ります

九月になりました

 今日から九月。今日はほぼ曇りの蒸し暑い一日でした。(ほんの一瞬雨がぱらつき、晴れることもありました。)
 今朝気づいたことですが、稲がいたるところで倒れています。

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 昨日の朝までは倒れていませんでした。昨日は午前中久しぶりの雨になりました。前回のブログ(8月19日)では、やっと朝から晴れたと書きましたが、それ以後昨日まで雨がほとんど降らず、猛暑が続き、土がカラカラに乾いていたので、昨日の朝の雨は野菜などには、恵みの雨になりました。土を十分に潤すほど降ったものの、土砂降りというほどではなかったと思うのですが、その雨のせいなのか今朝気づいたら、稲が倒れていました。どうしてこうなるのかは、私にはわかりませんが、雨が降るまでは全く倒れていなかったので、びっくりしました。

 猛暑、酷暑が続いていますが、我が家の野菜はまだ元気です。

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 上の写真は今日我が家の畑で採れたものです。茄子にオクラは、毎日10~15個くらいは採れます。インゲン豆、モロッコ豆、ピーマンも結構採れます。今日も3軒におすそ分けしました。とは言え昨日の朝まで全く雨が降らなかったので、心配になって、ここ3~4日は水をやっていました。茄子は下の草を取って、落ちた葉をどかしてから、十分に水をやりました。翌日、また水をやろうとして見ると、前日除いたはずの葉がたくさん落ちています。これまで茄子がこんなに葉を落としているとは気が付きませんでした。まだ我が家の茄子はいっぱい葉をつけていますが、こんなにも葉が入れ替わっていたとは驚きです。
 話は少しそれますが、早春に咲くオオイヌフグリは、いつ見てもかわいい花を咲かせていて、枯れた花は見たことがありません。オオイヌフグリの花は受粉が終わると一日で落ち、翌日には次の新しい花が咲いているのでいつもきれいなのです。毎日毎日オオイヌフグリの花は入れ替わっていたのです。植物写真家の埴 沙萌(はに しゃぼう)氏から学びました。こういうことはよほどよく観察しないと分かりません。

 雨が降らなかったので、雨好きの里芋は相当葉が枯れてしまいました。

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 もちろん里芋にも4~5日前から水をやっていましたが、もっと早くからやるべきでした。よその畑を見ると、どこの畑の里芋も結構枯れています。我が家と大差ないようです。

 昨日、胃カメラの検査を受けました。異常はなく、潰瘍性大腸炎ではありませんでした。(もっとも胃カメラですから大腸は調べていません。)ラサール石井氏の安倍首相辞意表明に対するツイートが話題になっています。批判する頓珍漢な人もいますが、私の感想も、望んでいたことだが、全く喜びも感慨もない。・・・記者会見はヌルく、まるで番記者と総理のお別れ会のようという石井氏のツイートと全く同じです。記者会見では公文書廃棄・改竄など十分に説明責任を果たしたかと訊かれ、安倍首相は十分かどうかは国民の皆様が判断されることと答えていました。国民が十分ではないと判断していることは世論調査から既に明らかなのに、この答弁では質問に対する答えになっていません。一事が万事、安倍首相の答弁はごまかしです。3年前の森友問題が発覚したときに辞任すべきでした。持病で辞任することは、私人としてみれば気の毒です。しかし安倍氏は首相です。首相である安倍氏には、ご苦労様でしたなどという気にはなりません。高千穂大学五野井郁夫教授言うように、安倍政権は「最低の最長政権」でした。
 次の首相には菅氏がなりそうです。菅政権は恐らく長続きはしないでしょう。というのも、菅氏は記者の質問に答えない、あるいは遮ることはできても(東京新聞の望月衣塑子記者の質問に対し、「あなたに答える必要はありません」と言い放って会見を打ち切ったことが象徴的)、安倍首相ほどごまかし、たぶらかしがうまくはないと思うからです。安倍首相のごまかし、たぶらかしの答弁はまさに天才的、天性のものです。そこだけは誰にも負けません。官房長官なら質問に答えないことができても、首相になったら質問に答えないわけにはいきませんから、菅氏は答弁に窮することでしょう。ずっと「批判は当たらない」と何百回も繰り返し、安倍首相のごまかしの片棒を担いできた菅氏は、安倍首相と同じ穴の狢です。菅政権は最低の短命政権になりそうです。

 政治は『論語』・顔淵第十二の「政者正也。子帥以正、孰敢不正。(政は正なり。子帥【ひき】ゐるに正を以てせば、孰【たれ】か敢て正しからざらん。)です。いつも正しくないことをしているから、安倍首相が何を言っても、その言葉は「またごまかしか、またでまかせか」と思われて、心に全く響かないのです。学校教育で道徳重視を打ち出している張本人が、道徳に反することばかりしています。将来、いやすぐにでも、道徳の授業で森友・加計・桜を見る会や今回の総裁選を取り上げてほしいものです。提出を求められたその日が、ちょうどシュレッダーにかける日だったなどという言い訳には、子どもたちも呆れることでしょう。党員投票を実施しない総裁選は、石破外しで、”いじめ”です。次は君だとほのめかして、前回総裁選出馬を見送らせておきながら、今回の総裁選で岸田支援を明確にしないのは、だまし討ちです。こんな道徳の授業にぴったりな、不道徳極まりない教材は他にありません。

 ラサール石井氏と私は共に昭和30年生まれです。その他にも共通点があり、石井氏には親近感を持っています。