雪国・十日町から ちからのブログ

豪雪地に暮らす思いとその自然について綴ります

無惨!雪割草。「ゆは」の季節。

 我が家の雪割草は、無惨な状態になってしまいました。ブロックで囲み、その上に板の簀の子を載せて外に出しておきました。昨年もそうしてうまくいったので、これで大丈夫と思っていました。ところが、雪を消して簀の子を取ってみると、なんと無惨な状態になっていました。

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 今年咲くはずだった雪割草の芽が全て食われていました。葉も付け根がかじられほとんど全滅です。ショウジョウバカマも芽が食われていました。

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 悲惨、無惨な状態で、ガックリしてしまいました。恐らく鼠が食ったものと思われます。ショウジョウバカマは挿し葉して3年目で、ようやく今年は花が見られるかもしれないと思っていました。雪割草も昨年相当に大きな株になったので、今年は見事な花を咲かせてくれると思っていました。ショウジョウバカマも雪割草もまだ生きてはいるようなので、復活してくれたらと思いますが、それもどうなるのか予想がつきません。
 そういうわけで、我が家の雪割草で咲いているのは、展示会で買ってきたばかりのものだけです。

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 復活できるか、できてもまた2年はかかります。気が遠くなってしまいます。

 とう菜を植えたところの雪を消しました。

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 三月菜はもう少しすると食べられそうです。アスパラ菜はすべて枯れてしまいました。専業一人農家と自称して1年の私は、とう菜を植えたのは実質今年が初めてだったので、アスパラ菜が雪の下では枯れてしまうことは知りませんでした。来年(今年の秋)は植えません。五月菜は生きていますが、まだ雪が消えたばかりで、今後どうなるのかは分かりません。食べられるようになるといいのですが。大崎菜は10月に植えて十分に育たないうちに雪の下になってしまいました。それでも生きていました。今後暖かくなれば育ってくれるかもしれません。楽しみにしています。それにしても新米の専業一人農家の私には、すべてがいい経験です。

 「ゆは」の季節が続いています。新潟県の県民新聞・新潟日報には3月末まで、毎日積雪の情報が載っていました。3月31日の新聞では十日町は113㎝の積雪だったので、まだ1mほど雪が残っています。まだまだ田んぼも畑も一面雪で覆われています。それでもホームセンターなどでは、ビオラなどの花が並びだしました。春が近づいてきたと感じるものの、今朝も0℃くらいに冷え込みました。3月23日の朝はなんと-8℃でした。雪が消え、草花が咲きだすまで、豪雪地特有の冬と春の間の季節「ゆは」が続きます。