雪国・十日町から ちからのブログ

豪雪地に暮らす思いとその自然について綴ります

日出が1時間早くなりました

 今日の日出(新潟)は6時00分です。1月初旬の7時00分から、ちょうど1時間早くなりました。日入は17時48分です。

 漸く冬も終わったようです。今年は豪雪で、60代の女性二人から、「泣きながら除雪をしていた」という言葉を聞きました。私も年々除雪が負担になり、冬は暗い気持ちになります。肉体的にも精神的にも、冬は大きなダメージを与えます。

 私の暦では今年は3月8日から「ゆは」の季節に入りました。「ゆは」とは雪国の冬と春の間の季節です。豪雪地では冬が終わっても、すぐに春はきません。天然の保冷材・雪が大量に残っているので、陽が射しているときは暖かくても、夕方からはぐっと冷え込み、晴れた朝は放射冷却が強まって氷点下にもなります。ここのところ昼間は暖かくなってきましたが、昼間に雪が溶けて水たまりになっているところが、毎朝凍り付いています。

 畑はもちろん雪の下ですが、次の写真をご覧ください。

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 上の写真は3階から撮ったものです。昨年の秋に春先に甘くておいしい「とう菜」を食べるために、三月菜、アスパラ菜などを植えたので、雪を早く消そうと、ちょくちょく、ちょこちょこ畑の雪を運びだして、ここまで来ました。積もった雪を運び出すのは、朝からはできません。朝はこの時季は雪が凍って固くなっていて、スノーダンプが突き刺さらないからです。私は11時頃から始めます。雪の残してあるところは、畑ではないところです。早く雪を消すと、「草が生える」と妻に嫌がられるので残してあります。

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 十日町はまだ積雪が2mも残っています。いつ頃になったら「とう菜」を食べられるか分かりませんが楽しみにしています。既に友達からは、「とう菜」を頼むぞ、と予約されてしまいました。

 3月に入ると苗代作りのために、田んぼの除雪が始まります。

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 魚沼産コシヒカリの生産は既に始まっています。