雪国・十日町から ちからのブログ

豪雪地に暮らす思いとその自然について綴ります

川西地区の雪まつり

 今日は十日町市の川西地区の雪まつりです。脚の怪我で遠出はできませんが、我が家の隣に作られた雪像なので、写真に撮りました。

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                   (平成6年に誕生した、ネージュくんの雪像です)

 今年は小雪で、もう50㎝ほどしか雪はありません。土筆の芽でも出ていないかと探しましたが、さすがにまだのようです。

 

 ところで、皆さん童謡「春が来た」をご存知のことでしょう。「春が来た」の歌詞は、

 春が来た 春が来た どこに来た

 山に来た 里に来た 野にも来た

ですが、ちょっと変だと思いませんか。

「野」に「にも」がついているからには、一番先に春が来るのは山、次に里、そして最後に野ということになります。この順番は逆でしょう。一番先に春が来るのは野、次に里、そして最後に山のはずです。野、里、山の順番だと、今のメロディーには合わないので順番を変えたのでしょうか。

 この歌詞を書いたのは髙野辰之という方です。私は髙野辰之を批判するのではありません。髙野辰之は明治9年に現・長野県中野市に生まれた国文学者で、「春が来た」の他に「故郷」「朧月夜」や「春の小川」などを作詞した方です。

 髙野辰之記念館に行くと、唱歌「故郷」に、

 兔追ひし かの山 小鮒釣りし かの川

と歌われている、かの山(大平山などの里山)、かの川(斑川)を見ることができます。落ち着いた雰囲気の、とてもいい記念館です。ぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか。