雪国・十日町から ちからのブログ

豪雪地に暮らす思いとその自然について綴ります

タケノコ(ネマガリタケ)

 足を曳いて歩いているのに、山に行きたくて、杖を突きながら行ってきました。

 収穫したのが、これです。

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 タケノコ(ネマガリタケ)です。それでも結構採れました。4日前にも採りに行ったのですが、ちょうどタケノコの出る場所に入ろうとしている人がいたので、その時は諦めてキノメ(ミツバアケビノメ)とワラビを山道の脇で採って帰りました。今年は行くのをよそうとも思ったのですが、どうしても1度行ってみたくなりました。
 タケノコの生えている場所に入ると、タケノコを採った跡はありましたが、1本も伸びきったタケノコは見かけませんでした。これからが最盛期なのかもしれません。例年よりも少し遅れているようです。(いっぱいっ収穫するには、もっと高い山に行かなければなりません。そういう山では6月から7月にかけて収穫します。)

 タケノコ(十日町でこの時期にタケノコといえば、普通ネマガリタケのことです)は形もその色彩も、とてもきれいです。

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 日本画家・福田平八郎は、何枚もタケノコの絵を描いています。福田平八郎が描いたのはネマガリタケではなく孟宗竹のようですが、私はネマガリタケを採ってくると、いつもきれいだなぁと思って眺めます。

 里山はもう2・3週間すると、毛虫が大発生します。そうなると虫愛づる姫君ではない私の、春の山菜取りはほぼ終了です。