雪国・十日町から ちからのブログ

豪雪地に暮らす思いとその自然について綴ります

山菜採り・・キノメ、ワラビ、蕗

 昨日の午前中は少し陽射しがあったので、山菜採りに行ってきました。九州~東海は、11~16日に早くも相次いで梅雨入りしています。ここ十日町も梅雨入りの発表はまだ出てはいないものの、16日からは天気がぐずつき、梅雨に入ったかのようです。こんな天気で15日に採ってきた少しのゼンマイを干すのにも一苦労しました。(と言っても妻がやってくれました。)晴れれば天日でほぼ一日で干しあがるのですが、ストーブをつけたりして3~4日もかけてやっと干しあげました。予報では来週の月曜日までは陽射しが望めないようなので、妻に苦労を考えて今回はゼンマイを採りませんでした。
 採ってきたのはキノメ(みつばあけびの芽)とワラビ、蕗です。

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 収穫はどれも多くはありません。キノメはこの春はもうこれでお終いです。ワラビと蕗はもう何度か採りたいと思いますが、草や木の葉の裏に毛虫を多く見かけました。これからは山は毛虫の時期になります。
 私は蕗も大好きです。ネットで調べると、蕗は茹でてから皮をむき、アクを抜くために水に晒す。そういう状態で保存すれば1週間ほどは持つと言うように書かれています。しかし私は蕗を茹でる前に皮をむきます。すると指先はアクで黒くなってしまいます。指先の色がとれるのには数日かかります。ここまでの手順はどうでもいいのですが、茹でた蕗を長時間水に晒しておけば、アクは抜けるでしょうが蕗の風味もなくなってしまいます。以前妻が一晩晒して置いたことがあります。すると風味が抜けて全く美味しくありませんでした。一晩でもそうなのです。水に浸しながら保存するなどとんでもありません。私は2~3時間晒して、すぐにきんぴらにしてもらいます。そうすることで蕗の味が強く残ります。見た目も味も上品ではありませんが、そうして作った蕗のきんぴらが最高です。そもそも山菜料理は上品に食べるものではなく、むしゃむしゃと食べるものだと思っています。

 ところで家の後ろと横にある畑の作業が、漸く一段落つきました。雪が消えると草を取り、耕運機をかけやすくするためにスコップで土を起こし(テレビでミニ耕運機で楽そうに畑を耕すのコマーシャルを目にしますが、全く詐欺行為です。あらかじめ土を起こしていなければ、軽量な耕運機では土の表面を走ってしまい、耕すことなどできません)、消石灰を撒き、肥料を畑に入れて耕運機をかけました。それから畝を作り、支柱を立て網を張り、苗を植え、種を蒔きました。本当に農作業は重労働です。

 家の横の畑の様子です。(右側にもう少し畑が続いています。)

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 左端の支柱のところにはキュウリを植えました。その右のネットを掛けてあるのは白菜です。茄子、キュウリ、ピーマン、スティックセニョールの苗を買うと、苗屋の奥さんがおまけに白菜とイタリアンパセリ、それに買ったものとは違う種類のキュウリの苗をくれました。

 家の後ろの畑の様子です。(右側にもう少し畑が続いています。)

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 左端の支柱のところには、昨年沢山採れたので今年もと思ってインゲン豆、モロッコ豆、サヤエンドウの種を蒔きました。よく見ると中央付近に縦に3列緑の線が見えると思います。これは廿日大根の芽です。

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 16日に種を蒔きました。今朝起きたら芽が出ていました。廿日大根の成長の速さにはびっくりです。インゲン豆なども同じ日に種を蒔きましたが、まだ芽は出ていません。みんなうまく育ってくれたらと願うばかりです。

 最後に、我が家のサクラソウが満開になりました。

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 クリンソウも 咲き始めましたが、それは次のブログで紹介します。

 ユキノシタ(斑入りのものと普通のもの)は、ランナーを伸ばし元気いっぱいです。

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 きれいな花を咲かせてほしいものです。