雪国・十日町から ちからのブログ

豪雪地に暮らす思いとその自然について綴ります

初雪の朝

 11月30日の朝、薄っすらと雪が積もっていました。

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 初雪(初積雪)の朝です。この景色を見たときの私の気持ちを、言葉にはできません。どう表現したらいいのか分からないのです。スキー選手なら、漸く降ってくれたと喜ぶのかもしれませんが、私にはもちろん嬉しいなどという気持ちはありません。来てほしくないものが来た。私の意思とは関係なく、雪を押し付けられ、受け入れさせられ、茫然とするといったらいいのか。どうにも表現する言葉が見つかりません。

 11月30日の午後からは曇りとなり、12月1日は晴れたので、初雪はほとんど消えました。1週間ほど体調が悪く山に入りませんでしたが、どうにも我慢できずに昨日(12月2日)、山に入ってきました。

 木々はほとんど葉を落としていました。

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 葉が散って、山は中に入っても、見通しのきく明るい場所に変わりました。こうなってから山を歩くのは、実に気持ちのいいものです。誰もいない静寂な山を、落ち葉のふんわりとした感触を楽しみながら歩く。足の裏から喜びが湧きあがってきます。

 クリタケが出ていました。

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 クリタケは十日町ではシモタケと言います。今年は暖かいので、まだこんなに出ています。

 ナメコも出ていました。

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 白いのは、消え残った雪です。

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 昨日収穫したものは、こうなりました。

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 手前の左がナメコ、右がクリタケ、奥の黒っぽく見えるのはヒラタケ(ひとつだけムキタケがあります)です。

 天気予報を見ると、もう一度は山に入れそうです。