雪国・十日町から ちからのブログ

豪雪地に暮らす思いとその自然について綴ります

令和2年4月1日

 新年度が始まりました。東京のような大都市ほどではないにしろ、十日町もコロナで沈んでいます。隣の小千谷市でも感染者が出て、どんどん十日町に迫っています。不安です。これからどうなっていくのでしょう。送別会などはほとんどが中止のようです。病院には行く人が減り、いつもより早く診てもらえます。

 散歩の人は、あまり変わらないようです。何しろ農道や山道には、いつも人はほとんどいませんから。
 午前中、曇りだったので、山の美術館に行き、山道を散歩してきました。

 美術館はこんな様子でした。

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 ブナの木が少し赤っぽくなってきました。中には葉が開いている木もあります。

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 春の到来を告げる、ショウジョウバカマが咲いています。

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 白っぽい花のショウジョウバカマがあり、薄い紫のものも、ピンクのショウジョウバカマもあります。

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 次の写真をご覧ください。昨年、山野草教室でショウジョウバカマの葉を挿し葉したものです。葉から根が出て育っています。花が咲くのが来年、再来年になるかは分かりませんが、育ててみたいと思います。

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 キクザキイチゲも白い花のものも、薄青い花のものもあります。

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 スミレも、カタクリも咲いています。(スミレは日本に約50種とも約60種とも言われるほど自生し、しかも非常に交雑しやすいので変種が多く分類するのが難しいそうです。)

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 サクラも赤みがかった花をつける木もあれば、白く涼やかな花をつける木もあります。

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 十日町の山菜の王者(?)、ミツバアケビも芽を吹き始めました。

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 来週には初物が食べられるかもしれません。

 鶯もきれいな声で啼いていました。

 鶯のとびうつりゆく枝のなり     (横光利一

 それにしても今年は記録的な少雪であったせいか、道端が青く見えるほどイヌフグリが咲いています。こんなにイヌフグリが目に付く年は初めてです。

 我が家の雪割草は、花がほとんど散りました。新しい葉が出てきたので、葉を大切に育て、来年もきれいな花を咲かせたいと思います。